煩雑化したデータをワンクリックで扱いやすく加工できる
ETLツール導入ガイド
当サイトは業務の効率化やマーケティングの強化を目的にETLツールの導入を検討する企業に向けて、ETLツールの基本や選び方、代表的なツールを可能な限りわかりやすく紹介します。
当サイトは業務の効率化やマーケティングの強化を目的にETLツールの導入を検討する企業に向けて、ETLツールの基本や選び方、代表的なツールを可能な限りわかりやすく紹介します。
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「ETL」とは、「抽出(Extract)」「変換(Transform)」「書き出し(Load)」の3つの単語の頭文字を略したもの。蓄積された膨大なデジタルデータを集約し、利用しやすい形に自動で整理してくれるツールを「ETLツール」と呼びます。社内に点在している情報がETLツールを通じてひとまとめになることで、作業の効率化や経営に役立つ洞察を得やすくなります。
ETLツールを導入すれば、社内に点在するさまざまなデータを高速で統合・管理できるようになります。
また、社内データを高速で統合できることは、現状のデータを把握することにも役立ちます。その時々に応じた行動選択ができるようになることで、データ収集・管理業務以外の業務効率も高めることができるでしょう。
ETLツールを利用すれば、データソースや作成者ごとの表記ゆれについても自動で整えてくれるため、ヒューマンエラーを防ぎ、データの品質を保証できるようになります。
無料で使えるものから有料のものまで、数多くのETLツールがリリースされています。ETLツールの導入にあたっては、自社で使用しているDBやデータ形式と互換性があるか、多くのスタッフが扱いやすいかなど、導入目的・課題を明確にしたうえで環境を整える必要があります。
はじめてETLツールを導入するのならば、機能や料金だけでなく、導入や使用に関するサポート体制が整っているかにも注目すべきです。多様な目的で導入できるETLツールだからこそ、どのように活用していくのか、そのためにどんな構築をすべきかなど、専門的な知識を持ったエンジニアと話し合える環境があるのかは需要となります。
ETLツールは海外産ツールと国産ツールの2つに分けられます。海外製のETLツールは歴史があるものが多く、ビッグデータの解析などにもよく使用されるもの。ただ、日本向けに作られたものではないため、日本語マニュアルや日本語でのサポートがないなどの懸念が多くあります。
国産のETLツールは日本語対応なのはもちろん、直接サポートを受けられるなど利点があります。また、日本国内の企業が使用することを想定したカスタマイズがなされているため、はじめての導入ならば国産ツールを選ぶべきでしょう。
マネージドサービスとは、顧客に代わりサーバの管理を一部代行するサービスの総称です。本来サーバ管理専用のエンジニアが必要となるハードウェアの調達や運用中の監視、障害対応、定期的なメンテナンスなどを、サービス会社に担保してもらえるということです。
フルマネージドサービスでは、セキュリティ監視や24時間365日の障害対応なども標準提供。自社内にサーバ管理のエンジニアがいない状態でも、安心してサービスを受けることができるのです。
当サイト掲載のETLツールの内、国産かつフルマネージドであり、ETLを主な機能としている3つのツールを紹介します。
直感的な操作、
徹底したサポート体制で、
誰でも使用できる
料金 | 3万円(税込)/月~ |
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形式 | クラウド(SaaS) |
プロのデータエンジニアが
実務に必要なレベルの
転送機能
料金 | 11万円(税込)/月~ |
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形式 | クラウド(PaaS) |
国内外に
複数拠点を持つ大手企業の
導入実績が多数
Waha! Transformerの
機能を公式HPで確認する
料金 | 495万円(税込)/年~ |
---|---|
形式 | クラウド(PaaS) |
【選定条件】
2022年6月10日時点で、「ETLツール」とGoogle検索して表示された25ツールの中から、国産かつ公式HPにフルマネージドの記載があるものの中から、メイン機能がETLである3つのツールを選出。
Reckonerはクラウド型のETLツールであるため、導入の際にシステムを社内に構築する必要はありません。そのうえで、直感的な操作で開発が進められるようなインターフェースを採用していることから、プログラミング知識がなくても複数のDB・アプリに対応したデータ構築ができます。
また開発画面においては、実行前に実際のデータをプレビューしながら進められるので、誰でもデータ統合の基盤を作り上げることができます。
Reckonerには、ワークフローの実行状況を常時監視する機能が搭載されており、万が一の事態が起こった場合にはメールなどで自動的に通知してくれます。加えて、実行状況ログの自動保存機能を利用すれば、原因特定〜復旧までを迅速に進めることができるでしょう。
そのほかReckonerでは、データ活用基盤の設計から運用までをフルマネージドしてくれるサポートサービスの用意もあります。
Reckonerはクラウド型ETLツールでありながら、オンプレミス・クラウド・SaaS問わず30種類以上のデータベースやアプリケーションとのデータ連携を可能としています。そのため、企業内に蓄積されたさまざまなデータが統合でき、ビジネスへの有効活用をサポートしてくれます。
また、スケジュール機能を使えば時間指定でデータ収集を行ってくれるため、業務終了後に自動実行を仕掛けておけば、業務時間の大幅削減にもつながるでしょう。
独自開発のオンプレETLを導入し店舗別売上情報を連携していたauコマース&ライフ株式会社。しかしながら、データ連携エラーが頻発するなど、いくつもの問題点を抱えていました。
必要な要点を満たすETLツールを検討した結果、Reckonerに置き換えることに。その結果、データ連携エラーをゼロにし、かつ連携時間を大幅に削減することができました。
会社としての転換を図るべく、DX・データドリブンマーケティングへの本格参入を検討していたBRANU株式会社。しかし、データエンジニアリングの経験が豊富なスタッフがおらず、理想的なサービスを展開できていない状態でした。
そのタイミングでReckonerのテスト導入の提案を受け、使ってみることに。自社ツールと連携させ、即時的なデータ解析が可能になったことに加え、解析したデータをもとに新サービスの創出にもこぎつけました。
Excelを使ったデータ管理に限界を感じていた株式会社サンプロシードは、データベースのデータ一元管理のために「kintone」を導入することに。併せて、サポート会社から提案されたReckonerも使ってみることにしました。
kintone、Reckonerを導入した結果、Excelに手入力していたデータ管理業務を効率化でき、業務負担を減らして新たな時間を創出できるようになりました。
Reckonerを提供する株式会社スリーシェイクは、「インフラの世界をシンプルに、インフラの世界でイノベーションを」というビジョンを持つテックカンパニーです。ベンチャー企業でありながら、自社資本で会社を運営できる財政基盤を持っているのが強みです。
本社 所在地 |
東京都新宿区大京町22-1グランファースト新宿御苑3F・4F |
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業務内容 | SREコンサルティング事業、データ連携プラットフォーム事業、セキュリティ脆弱性診断事業、フリーランス人材紹介事業 |
…など約100種に対応
troccoはDWH・ETL機能が標準搭載されているのが強みのツールで、データの収集・統合・格納を一元管理で行うことが可能です。処理エンジンにはEmbulkを採用し、最短5分で本番デプロイを実現します。
troccoが連携・分析できるデータは多岐にわたり、データベース・ストレージ。SaaS問わず、国内で多くの企業が利用しているサービスはほぼ網羅。また、連携対応製品は頻繁にアップデートされています。
troccoにはGUIから設定できる7種のテンプレートETLがプリセットされており、ノンコーディングでもデータ分析基盤の構築を進めることが可能です。もちろん、RubyやPythonなどのプログラミング言語処理にも対応しており、柔軟なシステムを構築することもできます。
troccoには、グループ管理やスケジュール機能による定期実行、エラー通知、重複実行防止など、エンジニア目線でデータ分析基盤の運用に必要な支援機能が一通り備わっています。
通常Embulkを使用して運用する場合、定期実行やエラー通知は自前で開発する必要があるのですが、troccoを導入する場合は開発なしでもOKです。
広告媒体の集計業務を手作業で行っていた株式会社Waqooでは、月のうち60時間を集計作業に費やしていました。
そんな広告部門スタッフの悲鳴を受けて、troccoを導入することに。
データ集計を自動化することで業務時間をなくし、別のクリエイティブ制作に注力する時間を作れるようになりました。担当者のモチベーションも大きく向上したようで、導入以前よりも広告出稿量が上がりました。
株式会社ALL CONNECTでは、リモートワークが増えたことを契機に、troccoなどのSaaS型ツールを活用してリモートワーク対応のデータ集計・分析基盤を構築しました。場所を選ばずデータを集計・分析できる環境が整ったことで、業務スピードを格段に改善することができました。
課題ごとにMAやSFA、ABMといったツールを積極的に導入していた株式会社インボイス。しかし、ツール間の連携については何も考えていなかったことから、結局は手入力でのデータ集約が必要になっていました。
そんな中出会ったtroccoで、ツール間でデータ連携できるシステムを構築。社内にデータエンジニアリングはいなかったものの、適宜サポートを受けながら、データ連携業務をなくし、かつコンバージョン数を当初の50倍近くに増加させることができました。
troccoを提供する株式会社primeNumberは、2015年設立のスタートアップ企業です。データテクノロジーカンパニーとして、簡単にデータを有効活用できるシステムを構築し、ビジネスを支援しています。また2021年には、総額約13億円の資金調達を実施しています。
本社 所在地 |
東京都目黒区下目黒2-20-28 東信目黒ビル 7F |
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業務内容 | 汎用型データエンジニアリングシステム 「systemN」の開発、ビッグデータデータ統合自動化システム「trocco」の開発、データテクノロジー領域のソフトウェアの開発 |
ETLツールWaha!
Transformerの機能を
公式HPで確認する
Waha!
Transformerは直感的なGUIを採用しており、プログラミングやSQLなどの専門知識がなくても直感的な操作で構築を始めることができます。業務拡大に伴うシステム拡張にも柔軟に対応してくれます。
さらにSQL文やパッチ、スクリプトファイルを呼び出すような専門的な使い方も可能。大きな企業内にて、さまざまなシーンで活用することが可能です。
Waha!
Transformerでの処理は、インストールサーバのCPU数や処理の複雑さに応じてマルチスレッド実行されます。そのため、大量データでもメモリに依存せずに高速処理できる強みを持っています。
またWaha!
Transformerでは、データをメモリ上のファイルとして扱うこともできるので、メモリ空間を利用できる実行環境であれば、さらにパフォーマンスを高めることが可能です。
Waha! Transformeは120を超える関数・変数に対応しており、さまざまなデータ加工に柔軟に対応することが可能です。
Waha!
Transformerは純国産ETLツールなので、日本独自のコードに対応していることはもちろん、英語や中国語のデータ加工もシームレスに行ってくれます。社内に多くの外国人人材が所属している、もしくは海外に拠点を持つ企業におすすめです。
ETLツールWaha!
Transformerの機能を
公式HPで確認する
ITによる業務改革と業務効率向上を目指し、社内業務のIT化を推進していた東海EC株式会社。ただ、データ分析のための基礎データ集計業務はExcelでの手作業で行っており、ここに120時間を費やしている状態でした。
そこでWaha! Transformer(およびSpreadsheet Adapter for Excelオプション)を導入し、集計作業を自動化。その結果、作業時間を15時間にまで削減することができました。
DXの取り組みとして、粗利をキーにした付加価値生産性向上のための業務改革を進めていた株式会社オーカワパン。そのなかで新規Webサービスの開発に着手するも、データ処理〜Excel帳票出力の工数がどんどん煩雑になっていることが課題でした。
そこでWaha! Transformerを導入。すると、Waha! Transformerだけでデータ連携〜帳票出力のための処理が実現しただけでなく、メンテナンス性の向上にも繋がりました。
基盤システムの刷新で管理帳票の改修が必要になったCTCシステムマネジメント株式会社。Waha! TransformerとRPAを組み合わせることで、管理帳票の自動作成を実現しました。
ETLツールWaha!
Transformerの機能を
公式HPで確認する
Waha! Transformerを提供する株式会社ユニリタは、ITを活用することでビジネスにおける課題解決をサポートしている会社です。「データマネジメント」「サービスマネジメント」「プロセスマネジメント」の強みを活かし、ユニリタグループ全体で社会的価値・経済的価値の創出を目指しています。
本社 所在地 |
東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟 |
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業務内容 | データ活用領域、ITシステム運用管理領域のパッケージソフトウェア開発・販売・サポートおよびソリューション、コンサルティングサービスの提供 |
ETLツールを導入する上で知っておきたい基本的な知識を簡単にまとめました。よりじっくりETLツールについて知りたい方は、併せて参考にしてください。
ETLツールとは、蓄積された膨大なデジタルデータを集約し、利用しやすい形に自動で変換・加工して活用しやすくしてくれるツールのことを言います。社内に点在し、かつフォーマットなどがバラバラでも自動で抽出・加工してくれるので、導入すれば経営に役立つ洞察を得やすくなるでしょう。
社内のデータ活用を効率的にし、企業のビジネスのさらなる加速に役立てられるETLツールですが、その一方でデメリットと言うべき点も。導入するツール選びを間違えると、かけたコストの割に思ったような効果が得られないというケースに陥ることもあるため、ETLツールの持つメリット・デメリットをきちんと把握したうえで導入の是非、そして導入するETLツールを選定することが大切です。
企業のDXが推進されるなかで注目されているETLツールですが、これとよく比較されているのが「ELTツール」と「EAIツール」です。どれもデータを取り扱うツールではあるのですが、細かな性能や活躍するシーンは異なるため、ETL・ELT・EAIそれぞれの特徴を理解したうえで、自社の課題を解決できるツールを導入するようにしましょう。
企業のデータ収集・統合業務を効率化し、社内データの有効活用をサポートしてくれるETLツールですが、多くのメーカーから数え切れないほどの製品がリリースされています。自社にあったETLツールを導入できれば、情報マネジメントのさらなる強化を実現できますが、そうでないものを選んでしまうと、担当者の負担を帰って増やしてしまうことにもなりかねません。
そうなってしまわないためにも、基本的な選び方に沿ったETLツール選定を行うことをおすすめします。
ETLツールの中には無料で使用できるものもあります。ですが、有料のものと比較して機能面で劣っているケースが多いです。企業で活用できるようなETLツールを導入したい場合は、どの程度の費用がかかるか確認しておきましょう。
自社にサーバーを設置した上でデータを保管するオンプレミス型ではなく、クラウド型のETLツールもあります。コストが抑えられる、拡張性に優れているなどのメリットがある方法です。自社に向いているか見極めて検討する必要があります。
データベースに分類されている情報に重複がある場合、それらを見つけ出して統一するのが名寄せです。手作業で行うと膨大な時間がかかってしまう恐れがありますが、ETLツールを活用することによって効率化できます。
ETLツール・BIツール・DWHツールには役割に明確な違いがあります。ETLツールが各システムからデータの抽出や変換、書き出しを行い、DWHツールがETLの抽出したデータを保管、BIツールがDWHとETLによって集約されたデータの分析・可視化を行なっているのです。
ノーコードETLツールはデータ変換プロセスを自動化するツールで、プログラミングスキルを必要としません。手動コーディングは、プログラミングによって変換プロセスを実行する方法で、スキルが必要です。この2つは、コストや必要とするスキルに大きな違いがあります。
ETLツールの導入時の悩みとして、基本操作やカスタマイズに関する問題が挙げられます。初めてETLツールを導入する際は、ETLツールの導入研修への参加をおすすめします。基本操作の習得や運用機能の習得ができるため、ぜひ有効活用してください。
オープンソースのETLツールは無償で公開されているものが多く、多くの場合無料で利用できます。プログラミングに関して一定の知識は必要ですが、カスタマイズの自由度が高く、導入コストを抑えられるのがメリットです。
ETLツールとRPAには異なる役割があります。ETLツールはデータの収集や加工を行う一方で、RPAは既存のアプリケーションの利用を前提にしており、ソフトウェアによって業務を自動化します。かけ合わせて利用することも可能です。
ローコードETLツールは、用途の自由度が高く汎用性・拡張性に優れているのが特徴です。ただし、機能やセキュリティはプラットフォームに依存しているため、自社の考えやニーズに合ったツールを選ぶ必要があるでしょう。
日本国内でリリースされている代表的なETLツールの特徴を簡単にまとめました。データ収集業務の効率化やマーケティング強化を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。
直感的なGUIを採用し、専門知識がなくても構築を進めやすいETLツール。データはインストールサーバのCPU数や処理の複雑さに応じてマルチスレッド実行されるため、大量データでもメモリに依存せず高速処理できる強みを持っています。
ノーコード開発や30種類以上のDB・アプリとのデータ連携など、使いやすさにこだわったクラウド型ETLツールの代表作。スケジュール機能で時間指定しておけば、業務終了後にデータを自動収集しておくことも可能です。
国内で多く利用されるDB・アプリとのデータ連携を網羅し、データの収集・統合・格納までを一元管理で行えるデータ分析基盤総合支援ツール。エンジニア目線の運用支援機能も搭載されており、簡単設定でデータ基盤を構築できます。
EAIをベースとしながら、ETLやESB、MDM、RPAなど、システム・データ連携に関する複数の機能を搭載しているツール。ノンコーディング開発や対応するアダプターの多さ、リーズナブルな価格帯などの強みを持っています。
データ連携EAIソフトウェア「Data Spider Servista」をベースに誕生したクラウドサービス。Salesforceとの連携にとくに強みを持っており、国内のデータ連携ツールの中でも割いたクラスの機能を開発しています。
独自の高速処理技術を持ち、世界中で愛される、アメリカ生まれのETLツール。メインフレームのデータ連携に強く、複雑なメインフレームデータにも無理なく対応できます。
ETL開発の専門部隊による、きめ細かなサポートを受けることができるETLツールおよび周辺サービス。導入から教育までワンストップで受けられ、属人化しない運用が目指せます。
データ統合テクノロジー「Data Palette」により、直感的な操作でデータ連携〜抽出がかんたんに行えるツール。加えて、データマーケティングに必要な機能がAll in Oneとなっており、データ活用から顧客アプローチまでこれひとつで完結させられます。
データベースやExcel・CSVファイルなどのデータをノンコードで簡単に連携できるシステム。クラウドに強いアダプターもたくさん用意されており、基幹システムとクラウドのデータ連携を効率的に進めてくれます。
業務効率化ソフトウェア「intra-mart」専用のETLツール。intra-martと併用することで、intra-martを中心としたシステム間データ連携基盤を簡単に構築することができます。
kintoneのプラグインのひとつで、kintoneアプリ感のデータ集計や新規kintoneアプリ作成、既存アプリのデータ更新をサポートしてくれるETLツール。スケジュール実行で、決まったデータ集計業務の自動化が実現します。
広告レポートの自動化を支援してくれるETLツール。広告プラットフォームのデータを自動で収集・格納する機能があり、リアルタイムでのマーケティングデータ分析を実現してくれます。
ドイツ・SAP社の統合基幹業務システム「SAP ERP」とのデータ連携に特化したETLツール。独自のデータ構造を持つSAPデータを素早く解析・抽出するエンジンを搭載しており、データを効率的に抽出・連携してくれます。
IBMのデータプラットフォーム「IBM Cloud Pak for Data」で利用できるETLツール。並列処理エンジンや各種AI機能により、大量データも迅速かつ効率的に並列処理できることを強みとしています。
アメリカ・Informatica社が開発した、データ統合の汎用性が高いETLツール。グラフィカルツールを活用したデータ連携で、データの流れが視覚的に把握しやすく、部門間でのデータ共有がスムーズに進められるようになります。
アメリカ・Xplenty社が開発したクラウド型ETLツール。豊富なコネクターや柔軟なカスタマイズ性能、世界基準のセキュリティ技術を持ち、中小企業から大企業までさまざまなニーズに対応できているのが強みです。
ドイツ・SAP社が開発したETLツール。幅広いデータに対応していますが、とくにSAPアプリケーションとの相性がよく、SAPアプリ専用インターフェースを豊富に取り揃えています。
Amazon Web Services(AWS)社が開発した、フルマネージドのクラウド型ETLツール。社内にインフラ設備を構築することなく、大量のデータを効率的に連携できます。また1年間の無料枠があり、じっくり試してから導入の是非を見極めることも可能です。
Microsoft社が開発・提供するクラウド型ETLツールで、スキルに応じて柔軟にETLフローを開発することができます。また従量課金制であり、スモールスタートしやすいのも魅力となっています。
視覚的にわかりやすいGUIを採用し、現場担当者が欲しいデータを自分で用意できるETLツール。やり取りするデータはサーバで管理されるため、セキュアな環境を保ちやすくなっています。サブスクリプション型・SaaS型の2つのライセンス形態から選べます。
豊富なコネクター・コンポーネントによって、大手プラットフォームをはじめ、さまざまなデータソースへ簡単にアクセスできるETLツール。視覚的なGUIやサポートチームによるチャットサポートなどを駆使し、専門知識がなくてもリアルタイム開発を行うことが可能です。
無料で始められる、オープンソースのクラウド型ETLツール。無料でありながらも、定期的な脆弱性スキャンの実行やAWSでホストされたサーバ上での動作など、セキュアな環境でデータをやり取りできるのが強みです。(有償ブランあり)
機械学習を活用し、使えば使うほどデータ加工の精度を高められるETLツール。データ行数10,000行までなら無料で利用できるほか、有償版であればさまざまなトレーニングプログラムやサポートを受けることができます。
完全無料で利用できる、オープンソースのETLツール。ドラッグ&ドロップで完結するGUIを搭載しており、簡単な操作でビッグデータにも対応可能なETLプロセスを作成することが可能です。
ドラッグアンドドロップで操作できるETLツールなので、簡単な操作でデータを取得し、処理や変換が可能。データフローの視覚化、データソースの結合、進行中のプレビューなどを実施できます。
一般的に普及しているXMLやJSONなどの幅広いフォーマットに対応し、データを抽出・変換・ロードするETLツールです。視覚的なマッピングツールを提供しており、操作性に優れているでしょう。
データ加工やデータ変換処理をプログラミングの必要なく提供するETLツールです。コード種やデータ形式の範囲が広く、各システムで異なる文字コードを統一し、既存データの一括変換が可能です。
データ収集、統合、レポート、ダッシュボード、予測分析、定型レポート、アウトプットなどの機能を持つ統合プラットホーム。ユーザー数が無制限で、しかも定額料金なのも魅力のひとつです。
データ加工をプログラミングなしで実現するため、開発期間が短いメリットを持つRACCOON(ラクーン)。連携させたいシステム間の中核に配置することで、システム連携体制を確立します。
マーケティングを高速化させるデータ収集が魅力のHARBEST。TwitterやInstagramなどのアカウント情報を登録することで自動的にデータを収集し、指定の環境にデータを出力できます。
「Trifacta」はデータエンジニアリング向けのETLツールを提供する会社です。大規模データのインポートにも強く、データエンジニアリングでなくても、すぐに使い慣れることが可能なよう設計されています。
初期費用が不要ではじめられる、月額利用型のETLサービス「ちょこっとデータ変換/加工」。会計・給与などのシステムに適したデータを作成でき、データ構築に関する特別なスキルがなくてもデータ移行が可能です。
「Panoply」は独自のAIテクノロジーを搭載し、複雑なデータを自動的に適したデータにしたり、変換することが可能。すぐに利用できるデータとすることで、チーム機能は強化され、クリエイティブになっていきます。
「Magic xpi Integration Platform」ではシステム間のデータの橋渡しをスムーズに実現させ、作業効率を加速させます。複雑な操作はほとんどなく、基本はドラッグアンドドロップで簡単に連携できます。
「K3」はソースコードの作成や開発作業の必要がほとんどなく、データの抽出や変換をおこなえるETLツール。検索やフィルターの構築はもちろん、データ分析ツールを搭載し、必要なデータへ瞬時にアクセスできます。
「Jaspersoft」は世界中で広く利用されているオープンソースのデータ統合プラットフォームで、データの抽出や分析が可能なシステム。Javaベースとなっており、官公庁や民間企業でも利用実績が多数あります。
「Integrate.io」はアメリカ合衆国ネバダ州に本社を置く企業が開発したETLツールです。コーディングをしなくても変換できますが、コーディングにより拡張やカスタマイズも可能な柔軟性を備えます。
複雑になりがちなITシステムを、シンプルかつ迅速に接続するのが「boomi」です。導入企業では230万ドルのコスト削減に成功したとの実績もあり※、業務効率改善・コスト削減に効果が期待できます※。
SOFIT Super REALISMは「ノン・プログラミング」をテーマとして開発されたETLツールで、EXCELの基本的な知識や技術を持つ方であれば、約2時間程度の学習で使いこなせるようになります。
DataStageは日立製作所が提供するETLツールで、複数人での開発に役立つプロジェクト機能を多く搭載しています。またGUIによるビジュアル開発で開発期間を短縮化することで、コスト削減も目指せるはずです。
SASはデータ管理だけに留まらず、データをさらに有効活用するためのETLツールです。複数人がスムーズにデータへとアクセスできる仕様になっているため、チーム開発でも効果を発揮すると考えられます。
Ab Initioはコードが不要なスプレッドシートタイプのETLツールで、ツールの導入が初めての企業でも直感的に利用できるよう工夫されています。初めての導入に適しているETLツールです。
Microsoft社が開発、販売している表計算ソフトMicrosoft Excel(マイクロソフト・エクセル)は表を作成してデータの集計、計算、グラフやチャート作成、マクロやプログラムによる自動計算などが行えることから、多くの企業で利用されています。
Googleの提供する表計算ソフトウェアであるGoogle Sheets(スプレッドシート)はパソコンなどの端末上で統計を取ったり、グラフを作成したりデータを使用して様々な利用ができ、SaaS提供されているので複数人による同時編集できるというメリットもあります。無料で利用できるのでGoogle Sheetsを使う企業が増えていますが、Googleドライブ上にファイルとして保存されているのでローカル保存するには利用したいファイル形式に変換する必要があります。
住所、名前、電話番号、生年月日のような項目間をカンマ「,」で区切ったデータのことをCSV(Comma Separated Values)、このデータをまとめたファイルをCSVファイルといいます。CSVファイルは基幹システムへのアップロード・ダウンロード、データベースへのインポート・エクスポート、MAツール・BIツールなどのアプリ連携、ビックデータ分析用データセット(アノテーションデータ)、巨大ファイル容量の縮小などに利用されています。
Google Cloud Storage(GCP)とはGoogleが提供するクラウドコンピューティングサービスGCP(Google Cloud Platform)のオブジェクトストレージサービス(データを「オブジェクト」という単位で管理するストレージシステム)です。オブジェクトの数やサイズに制限がないので大容量データの格納に適しています。
Google BigQueryはクラウドコンピューティングプラットフォームのGoogle Cloud Platform上で提供されているサービスの1つで、TB (テラバイト)から数百 PB (ペタバイト)のビッグデータを高速で処理できるデータウェアハウス(DWH)です。もともとはDremel(ドレメル)というGoogleが社内用として開発したクエリ実行サービスでしたが2012年にBigQueryとしてリリースされました。
Amazon AWSはAmazon.comの子会社であるAmazon Web Serviceが提供するクラウドプラットフォームで、Amazonが提供しているサーバ、データベース、ストレージなど数百以上の機能サービスをクラウド上で利用することができます。多数の機能を自由に組み合わせて利用できる柔軟性や拡張性が特徴です。
SnowflakeはSaaS型のデータウェアハウスで、アメリカ、モンタナ州で2012年に創業されたSnowflake Inc.によって提供されています。コンピューティングとストレージを分離した独自アーキテクチャで複数の大規模ワークロードを並列処理できることが大きな特徴となっています。
Microsoft Azure(アジュール)はMicrosoft社が提供しているIaaS・PaaS形態のクラウドコンピューティングプラットフォームですが、そのクラウドサーバ上に構築されているSQLデータベースがMicrosoft Azure SQL Databaseです。システムアップグレードやメンテナンスなどの管理が不要なため安定したデータベース運用ができ、自動スケーリングによってリソースを動的に割り当てるので管理コストも削減できます。
Microsoft SQL ServerはMicrosoft社が開発したRDBMS(Relational DataBase Management System:リレーショナルデータベース管理システム)です。列と行で構成されるテーブル同士を関連づけて管理でき、直感的な操作ができるというメリットがあります。基本は有償ですが無償で利用できるエディションもあります。
サイボウズ株式会社の提供する業務アプリを構築するグループウェアkintoneはプログラミング経験のない非エンジニアでもタスク管理、日報、案件管理、交通費申請など業務に必要となる基幹システム構築が可能です。
アメリカのセールスフォース・ドットコム株式会社が提供するSalesforceはCRM(顧客管理)やSFA(営業支援)などを中核として複数製品を組み合わせて利用できるプラットフォームです。ハードウェア、ソフトウェアの初期投資が不要で経営層やマーケティング、セールスなど、さまざまな部署での活用ができることから多くの企業に導入されています。
Googleが提供する無料のWebサイト解析ツールGoogle Analytics(グーグルアナリティクス)。Webサイトにどんな人が訪れているのか、どんなページを見ているのかなどの属性データや行動データを分析することでWebサイトの改善につなげられるため多くの企業に利用されています。
Hubspotはアメリカで設立されたHubspot,Inc.が提供するマーケティング総合プラットフォームです。CRM(顧客情報管理)、SFA(営業支援)、MA(マーケティングオートメーション)などインバウンドマーケティングを実現するための機能だけでなく、Webフォーム、ランディングページ、ブログなどの作成機能、メール配信機能など様々な機能が搭載されているので、営業収益増加を見込む企業での導入が増えています。
マーケティングオートメーション(MA)とは、企業が顧客開拓のために行うマーケティング活動を自動化、視覚化するプロセスのことです。マーケティングオートメーションを実現するためのMAツールを導入した後に起こる様々な課題を、ETLツールとの連携でどのように解決できるか解説します。
企業の内外にばらばらに存在しているデータを収集・抽出し目的に応じて変換・加工したうえで、有用情報としてDWHに格納するetlツールの様々な企業における導入事例を紹介しています。
自社に導入する際に無料のETLツールでも問題がないのか。導入にあたりできる限りコストは押さえたいものです。
無料ツールはコスト面に優れている反面、活用できるデータ量に制限があったり、十分なテクニカルサポートが受けられないという特徴があります。
自社での導入を検討するときには、コストと機能などを天秤にかけて、最適な選択をすることを心がけましょう。