Google Sheets(スプレッドシート)

https://www.google.com/intl/ja_jp/sheets/about/
Google Sheets(スプレッドシート)のファイル形式について
Google Sheets(スプレッドシート)はGoogleが提供する表計算ソフトウェアです。データを使用してパソコンなどの端末上で統計を取ったり、グラフを作成したりするMicrosoft Excelは有償であるため最近Google Sheetsを使う企業が増えています。
SaaS提供されているので複数人による同時編集可能なところが大きなメリットです。Google SheetsはGoogleドライブ上にファイルとして保存されているため、ローカルに保存するためには各種ファイル形式に変換する必要がありますが、Excel、PDF、zipなどさまざまなファイル形式がサポートされています。
Google Sheets(スプレッドシート)を企業で利用する場合の問題点
複数システム間データの集計自動化が難しい
Google Sheets はクラウドストレージの「Googleドライブ」上にファイル単位で保存されているだけなので、企業の情報戦略に欠かせない基幹系情報システムであるERP (Enterprise Resources Planning)や、営業の効率性を向上させて売上げを拡大させるための重要なツールであるSFA(Sales Force Automation)などの業務アプリケーションと、直接連携することができません。そのため、複数データを横断するデータ集計の自動化が難しいという問題があります。
データが多すぎて人間が目視確認できない
企業内で利用しているスプレッドシートのデータが膨大になりすぎてしまい活用できなくなるケースも増えています。特に通信販売を行っているような企業では、多くの顧客データやマーケティング情報関連のデータを保持し、日々増え続けています。
そのような膨大な量のデータを人間が目視で確認して集計したり、まとめたりすることは沢山のリソースが必要なだけでなく、ミスも発生しやすくなります。
膨大なデータを活用できない
企業内に蓄積されるスプレッドシートのデータも重要な資産であり、これを有効に活用すれば将来的に大きな利益を得ることが期待できます。しかし、それらのデータが統合されていないため、利用するには色々なファイルフォーマットでダウンロードしなければなりません。そのため分析などに活用できない企業が多く、宝の持ちぐされ状態というケースがほとんどという現実があります。
ETLツールの活用で問題点を解決!
専門知識がなくても簡単にデータ処理が可能
これまで複数のシステム間にある多くのデータを統合したり、抽出したりするためにはプログラムを実装する必要がありました。しかしETLツールなら、プログラミングやシステムに関する専門的知識を持たなくても、データの統合、抽出、加工などが簡単にできます。
形式の異なるデータをスピーディーに整えられる
同じ情報であってもデータソースが異なると表示形式も異なることが多く、統一するために人間が目視や手動で管理するとミスがおきてしまいます。ETLツールを利用すれば、データを正確かつスピーディーに統一できるので、精度の高いデータを保持できるようになり、円滑な分析ができるようになります。
スムーズなデータ活用が可能に
なる
企業の支店や部署ごとにバラバラに管理されているデータを人間が手動で収集するのは手間がかかるだけでなく、ミス発生のリスクも高くなりますが、ETLツールを利用すれば、データ収集と統合が自動でできるのでリソースが削減でき、スムーズなデータ活用が可能になります。
ETLツール導入でスプレッドシートを使う業務が改善した事例
ETLツールを導入して売上アップを実現
人気アパレルブランドを多数保有するアパレル企業TSIホールディングスではETLツール導入して社内データを蓄積する環境を構築。色々なところに散らばっているスプレッドシートやデータポータルのデータを集約することでユーザーのロイヤリティ分析を行い、広告に活かすことで売上アップを実現しました。
ETLツールで保守性、可用性がアップ
長野県のクラフトビールのメーカーヤッホーブルーイングでは製品の製造、出荷、在庫管理などの需給管理システムにGoogleスプレッドシートを利用、Google Apps Scriptを使って独自アプリを作成していましたが、スタッフの入れ替わりでブラックボックス化してしまい、新しい倉庫要件が出てきても拡張できない状態になっていました。
システム構築をアウトソーシングを検討したものの予算的に難しく行き詰まりETLツールを導入。スプレッドシートを活用しつつDBをGoogle Cloudに移行、クラウド上でETLツールを実行することで保守性、可用性も良くなり、拡張性もアップしました。
どのようなETLツールを導入すべきか
企業がはじめてETLツールを導入する場合には、性能が自社にマッチしているだけでなく、サポート体制もしっかり確認して選ぶようにしましょう。こちらではGoogle Sheets(スプレッドシート)に対応したETLツールを紹介しています。
フルマネージドの
国産ETLツール3選
当サイト掲載のELTツールの内、国産かつフルマネージドであり、ETLを主な機能としている3つのツールをピックアップ。それぞれの特徴を紹介しています。また、各システムの導入に向いた企業規模なども記載しています。
直感的な操作、
徹底したサポート体制で、
誰でも使用できる
Reckoner
引用元:Reckoner公式HP(https://reckoner.io/)
料金 | 8万円(税込)/月~ |
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形式 | クラウド(SaaS) |
- プログラムの知識一切不要で、直感的な操作でデータ連携
- 100種以上のデータベースやSaaSアプリケーションと接続可能
- スケジューリング機能やワークフロー監視機能で、データ転送処理などを自動化・高速化させられる
プロのデータエンジニアが
実務に必要なレベルの
転送機能
trocco
引用元:trocco公式HP(https://trocco.io/lp/index.html)
料金 | 11万円(税込)/月~ |
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形式 | クラウド(PaaS) |
- データエンジニアリング領域をカバーし、分析基盤構築・運用をサポート
- プロのデータエンジニアが実務に必要なレベルの転送機能を搭載
- Ruby・Python・Java・JavaScriptなどの言語で処理を記述可能
国内外に
複数拠点を持つ大手企業の
導入実績が多数
Waha! Transformer
引用元:Waha! Transformer公式HP(https://waha-transformer.com/)
料金 | 495万円(税込)/年~ |
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形式 | クラウド(PaaS) |
- 国内においてトップシェアを誇るETLツールで、その導入数は8,000社以上
- 10億件におよぶ大量のデータ処理実績があり、国内外にも拠点をもつ大企業にもマッチする
- 日本語・中国語・英語でのデータ加工処理が可能
【選定条件】
2022年6月10日時点で、「ETLツール」とGoogle検索して表示された25ツールの中から、国産かつ公式HPにフルマネージドの記載があるものの中から、メイン機能がETLである3つのツールを選出。