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BIツールを使用するための分析用データをつくりたい  

BIツールとは?

BI(ビジネスインテリジェンス)データはビジネスの意思決定に関連する情報のことです。そしてBIツールは企業がDBやdwhに蓄積している様々なデータを分析し見える化することで、業務や経営に役立てることを可能とするツールです。

企業でのITやビッグデータ活用が広がる中で、スピーディに的確な意思決定を行うためにBIツールは欠くことのできないものとなっていますが、BIツールを活用するためには社内に点在する基幹システムやdwhなどのデータソースからの正確な分析データが必要となります。

BIツールを利用するための問題点

システムが多様化し、効率的なデータ抽出が難しい

企業ではさまざまなシステムが利用されています。そのため分析対象データが必ずしも1つのシステムに格納されているわけではありません

分析を行うには多様なシステムやdwhなどからデータを横断的に収集しなければなりませんが、システムごとにデータ抽出手順が異なり手作業で行うのは現実的ではありません。

抽出したデータの加工・整形作業に時間がかかる

複数システムからデータを抽出しても、そのまま分析することはできません。条件に合わせて余分なデータを削除する、欠落データを補完する、同一フォーマットに加工するなどのクレンジング作業で分析データを整える必要があります。

しかしクレンジングを手作業で行うと人為的なミスによって分析データ品質が低下するというリスクがあり、低品質なデータでは正確な分析ができなくなってしまいます。

処理を柔軟に変更することができない

データの分析結果をもとにして分析前の仮説を立案し直したり、分析プロセスの設計を変更したりしますが、必要なデータが変更になれば抽出、整形、変換の処理も変更して再実施する必要があります。

これまで複数システムからのデータを統合して分析するシステムはエンジニアによって内製されていましたが、修正に時間がかかるため簡単に仮説を立案し直すことができませんでした。

ETLツール活用で問題点を改善

データ抽出作業を自動化して作業を効率化

ETLツールを導入すれば専門知識やコストを必要とする抽出作業を自動化し効率化できます。データ分析は繰り返し行う作業なので定型作業とすることでデータ分析作業全体も効率化できます。

データ変換作業自動化で分析用データ品質アップ

etlツールを活用してデータ変換作業を行えば、作業を自動化することができるので人為的なミスを削減でき、分析用のデータ品質を大幅に向上させることができます。

作業手順を簡単に再構築できる

ETLツールを利用すればGUIで簡単スピーディに作業手順を再構築し実行することができるようになり、作業時間を大幅に短縮できるので、分析や検証に十分な時間やコストをかけることができるようになります。

データ分析では膨大なデータ群から必要データを抽出、変換しdwhに出力する作業が必要ですが、etlツール導入によって従来はたくさんの工数がかかっていた作業を正確に効率的に行えるようになります。

ETLツール導入により問題点を改善した事例

ETLツール・BIツール導入で情報共有化と経営可視化を実現

導入目的

フォークリフト用フォーク製造を行う芙陽工業株式会社では、基幹システムのデータを分析して活用したい、ペーパーレスを促進して生産性を向上したいという目的でETLツールとBIツールを導入。

ETLツールで基幹システムのデータを一元化し、BIツールで生産管理システムのデータを分析できるようにしました。

導入後

基幹システムデータ連携を自動化し、データ分析によって経営が可視化できたことで顧客、製品別の利益率をリアルタイムに把握できるようになりました。ETLツールによってペーパーレスが促進できたことで確実で迅速な情報伝達も実現できました。

参照元:株式会社大塚商会公式サイト(https://www.otsuka-shokai.co.jp/products/case/fuyo49-dx.html)

データベース・ストレージ別に
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どのようなETLツールを導入すべきか

企業がETLツールを導入する時には、性能が自社にマッチしているだけでなく、サポート体制もしっかり確認して選ぶことが重要です。

こちらではBIツールを使用するための分析用データをつくることができるetlツールを紹介しています。

おすすめのETLツール3選

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会社規模・使用者別に見る
フルマネージドの
国産ETLツール3選

当サイト掲載のELTツールの内、国産かつフルマネージドであり、ETLを主な機能としている3つのツールをピックアップ。それぞれの特徴を紹介しています。また、各システムの導入に向いた企業規模なども記載しています。

一般社員向け

直感的な操作、
徹底したサポート体制で、
誰でも使用できる

Reckoner

ReckonerのHPキャプチャ

引用元:Reckoner公式HP(https://reckoner.io/)

料金 8万円(税込)/月~
形式 クラウド(SaaS)
  • プログラムの知識一切不要で、直感的な操作でデータ連携
  • 100種以上のデータベースやSaaSアプリケーションと接続可能
  • スケジューリング機能やワークフロー監視機能で、データ転送処理などを自動化・高速化させられる

ETLツール
Reckonerの機能を
公式HPで確認する

ETLツール
Reckonerについて
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エンジニア向け

プロのデータエンジニア
実務に必要なレベルの
転送機能

trocco

troccoのHPキャプチャ

引用元:trocco公式HP(https://trocco.io/lp/index.html)

料金 11万円(税込)/月~
形式 クラウド(PaaS)
  • データエンジニアリング領域をカバーし、分析基盤構築・運用をサポート
  • プロのデータエンジニアが実務に必要なレベルの転送機能を搭載
  • Ruby・Python・Java・JavaScriptなどの言語で処理を記述可能

ETLツール
troccoの機能を
公式HPで確認する

ETLツール
troccoについて
より詳しく知る

一般社員~エンジニア向け

国内外
複数拠点を持つ大手企業
導入実績が多数

Waha! Transformer

Waha! TransformerのHPキャプチャ

引用元:Waha! Transformer公式HP(https://waha-transformer.com/)

料金 495万円(税込)/年~
形式 クラウド(PaaS)
  • 国内においてトップシェアを誇るETLツールで、その導入数は8,000社以上
  • 10億件におよぶ大量のデータ処理実績があり、国内外にも拠点をもつ大企業にもマッチする
  • 日本語・中国語・英語でのデータ加工処理が可能

ETLツール
Waha! Transformerの
機能を公式HPで確認する

ETLツール
Waha! Transformerに
ついてより詳しく知る

【選定条件】
2022年6月10日時点で、「ETLツール」とGoogle検索して表示された25ツールの中から、国産かつ公式HPにフルマネージドの記載があるものの中から、メイン機能がETLである3つのツールを選出。