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kintone(キントーン)

kintone公式
引用元HP:kintone公式
https://kintone.cybozu.co.jp/what_is_kintone/

kintone(キントーン)について

kintoneはサイボウズが提供するグループウェアの1つで、業務アプリを構築するクラウドサービスです。案件管理、タスク管理、日報、交通費申請など業務に必要となる基幹システムをノンプログラミング、マウス操作で簡単に作成できるので、プログラミング経験のない非エンジニアでも簡単に業務アプリを構築して導入することができます。

kintone(キントーン)が企業で使われるシーンと問題点

これまでコンピュータのソフトウェア、データ、ハードウェア、データなどは利用者が個別運用・管理していましたが、最近ではクラウドサービスの急速な発展により、利用者側がパソコン、ネット環境など最低限の環境を用意すれば、ネットワーク経由でさまざまなサービスを利用できるようになっています。

個人だけでなく、企業での利用も増え、時間や手間の削減、業務効率化、コストダウンを図れるというメリットがある反面、いくつかの問題も抱えています。

社内システムとの連携に時間がかかる

マウスによる直観的操作で必要なアプリを簡単、スピーディにつくることができるkintoneを利用している企業は多いです。kintoneと基幹システム連携してモバイルなどでデータを参照したい、各拠点の受注データ振分け業務を自動化したいという場合、社内システムとの連携が必不可欠ですが、開発するにはたくさんの工数が必要です。

データの分析のためにはアプリ開発が必要

kintoneを使っている企業では、集められた案件データ、顧客データ、売上データの分析を必要としています。しかしそれらのデータをもとに分析を行うには、kintoneのデータを分析できる環境(分析基盤やDWH:データウェアハウス)に統合するアプリを開発するか、データをcsvファイルにエクスポートして分析基盤に取り込む作業が必要となります。いずれにしても多くの作業時間がかかります。

ETLツールの活用で期待できること

kintoneとのシームレスな連携でアプリ開発が不要に!

kintoneで業務アプリを簡単、スピーディに作れても、kintoneAPIを使った社内システムとの連携部分の開発に時間がかかってしまってはkintoneのメリットを十分に活かすことができません。しかしkintoneと連携できるアダプタを持つETLツールを利用すればシームレスな連携ができるので高速開発も実現可能となります。

収集データを簡単にDWHに格納できる

プログラムを書くことなく、画面上の作業だけでkintoneのデータを取得してDWHに格納できるETLツールなら、集められた案件データ、売上データ、顧客データなどを手間なく分析環境に統合できます。分析に使うためのアプリ開発やcsvファイルにエクスポートして分析基盤に取りこむ作業が不要になります。

ELTツール導入でkintone(キントーン)の活用が広がった事例

基幹システム側の開発無しでシームレスなデータ連携を実現

マーケティング・リサーチ企業のマクロミルでは購買履歴データが基幹システムで管理されているので、機能変更したくてもシステムメンテナンス時にしかできないという問題がありました。そこで購買データ管理にkintoneを利用し、ETLツールと基幹システムとデータ連携することで、基幹システム側の開発を行うことなくシームレスな連携を実現することができました。

特別なハードウェアの必要もなくデータ連携が実現できた

IT機器や計測器のレンタルを中心に事業展開している横河レンタ・リースでは基幹システム刷新に合わせ、クラウド同士を連携させるセキュアなマルチクラウド環境を構築しました。データ連携基盤としてETLツールを採用、連携ツールとクラウド上にあるkintoneのデータを組み合わせることで、専用線や特別なハードウェアの必要もなく、クラウド上にある見積りや配送情報等とオンプレミス側の基本契約情報等とのデータ連携を実現しました。

参照元:セゾン情報システムズ(https://www.hulft.com/casestudies/case-32)

企業がはじめてETLツールを導入する場合には、性能が自社にマッチしているだけでなく、サポート体制もしっかり確認してから選ぶようにしましょう。こちらではkintoneに対応したETLツールを紹介しています。

おすすめのETLツール3選

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会社規模・使用者別に見る
フルマネージドの
国産ETLツール3選

当サイト掲載のELTツールの内、国産かつフルマネージドであり、ETLを主な機能としている3つのツールをピックアップ。それぞれの特徴を紹介しています。また、各システムの導入に向いた企業規模なども記載しています。

一般社員向け

直感的な操作、
徹底したサポート体制で、
誰でも使用できる

Reckoner

ReckonerのHPキャプチャ

引用元:Reckoner公式HP(https://reckoner.io/)

料金 8万円(税込)/月~
形式 クラウド(SaaS)
  • プログラムの知識一切不要で、直感的な操作でデータ連携
  • 100種以上のデータベースやSaaSアプリケーションと接続可能
  • スケジューリング機能やワークフロー監視機能で、データ転送処理などを自動化・高速化させられる

ETLツール
Reckonerの機能を
公式HPで確認する

ETLツール
Reckonerについて
より詳しく知る

エンジニア向け

プロのデータエンジニア
実務に必要なレベルの
転送機能

trocco

troccoのHPキャプチャ

引用元:trocco公式HP(https://trocco.io/lp/index.html)

料金 11万円(税込)/月~
形式 クラウド(PaaS)
  • データエンジニアリング領域をカバーし、分析基盤構築・運用をサポート
  • プロのデータエンジニアが実務に必要なレベルの転送機能を搭載
  • Ruby・Python・Java・JavaScriptなどの言語で処理を記述可能

ETLツール
troccoの機能を
公式HPで確認する

ETLツール
troccoについて
より詳しく知る

一般社員~エンジニア向け

国内外
複数拠点を持つ大手企業
導入実績が多数

Waha! Transformer

Waha! TransformerのHPキャプチャ

引用元:Waha! Transformer公式HP(https://waha-transformer.com/)

料金 495万円(税込)/年~
形式 クラウド(PaaS)
  • 国内においてトップシェアを誇るETLツールで、その導入数は8,000社以上
  • 10億件におよぶ大量のデータ処理実績があり、国内外にも拠点をもつ大企業にもマッチする
  • 日本語・中国語・英語でのデータ加工処理が可能

ETLツール
Waha! Transformerの
機能を公式HPで確認する

ETLツール
Waha! Transformerに
ついてより詳しく知る

【選定条件】
2022年6月10日時点で、「ETLツール」とGoogle検索して表示された25ツールの中から、国産かつ公式HPにフルマネージドの記載があるものの中から、メイン機能がETLである3つのツールを選出。