Salesforce(セールスフォース)

https://www.salesforce.com/jp/products/what-is-salesforce/
Salesforce(セールスフォース)について
SalesforceはCRM(顧客管理)やSFA(営業支援)といった機能を核にして、複数製品を目的に合わせて組み合わせて利用できるプラットフォームで、アメリカに本社をおくセールスフォース・ドットコムが提供しています。1999年にクラウドでCRMソリューションの提供をスタート、それまで自社で顧客管理システムを構築していた企業がsalesforceを使うことで簡単に顧客管理ができるようになりました。
ハードウェア、ソフトウェアなどのための初期投資が不要、経営層やセールス、マーケティング、カスタマーサービスなど、さまざまな部署での活用ができ、企業規模や業種などにかかわらず導入されています。
Salesforce(セールスフォース)が企業で使われるシーンと問題点
Salesforceだけでは膨大なデータを有効活用できない
クラウドサービスの広がりによって機能性、汎用性にすぐれたSalesforceをCRM分野で利用する企業が増え、それとともにSalesforceには顧客に関する重要な情報が膨大に蓄積され続けています。しかし、そのような有益なデータも他のプラットフォームと統合されない限り有効な活用ができず、重要な知見、傾向、動向などを見逃してしまう可能性があります。
APIによるデータ連携はシステム開発が必要
salesforceが提供するAPIを利用してデータ連携するにはスクラッチからのシステム開発が必要となります。しかし開発には予想以上の工数がかかる、高い開発スキルが必要、WebAPIへの仕組みが変更されるとその度にプログラム修正が必要、メンテナンスが属人化するなどの課題があります。
ETLツールの活用で課題を解決!
データ統合によって簡単に分析やレポート作成ができる
SalesforceをCRM分野で利用するメリットは機能性、汎用性だけでなく他のアプリケーションやプラットフォームと統合しやすいところです。ETLツールを利用することでSalesforceや他のさまざまなシステムやソースからデータを抽出して1つのデータウェアハウスに移行することが可能となります。
企業が新たにアプリケーションを導入する場合、データが統合されていれば新しいアプリケーションに自動で取り込むことが可能となり、データ収集時間や分析やレポート作成時間も短縮できます。
データ統合プロセスでデータクオリティがアップ
ETLツール利用によるSalesforceや他のデータとの統合プロセス中で、データの矛盾や競合が解決できるので、データクオリティもアップしデータ信頼度が高まります。
分析のスピードアップを実現
ETLツールを活用したデータ統合によりデータにさまざまな情報やコンテキストが追加され、全体像が把握しやすくなります。異なる情報やデータが一元化してまとめられるだけでなく、さまざまなレポートも提供されるので分析のスピードアップが実現でき、ビッグデータの分析も簡単にできるようになります。
専用のアダプタで簡単にアプリを実装できる
Salesforce専用のアダプタがあるETLツールを利用すれば、GUI画面でマウスを使ってデータ連携やデータ変換アプリを簡単に実装でき開発工数が削減できます。またAPIの仕様変更やセキュリティ強化などがあっても製品が用意するパッチで対応できるので手間なく修正することが可能です。
ETLツール導入でSalesforce(セールスフォース)を使う業務が改善した事例
データ連携で業務の自動化・効率化に成功
受配電設備等の製造販売をする河村電器産業ではOSのサポートが終了によることをきっかけに、それまで利用していたグループウェアをやめてETLツールを導入しsalesforceにデータを移行し連携。データ連携処理プログラムをスクラッチで開発することなく、受注メールの添付ファイル自動登録、システムの活用度ログ処理などができるようになり、作業時間削減や在庫適正化などの業務の自動化・効率化に成功しました。
データ連携で分析や経営判断を迅速化
総合自動車サービスを提供するオートビジネスサービスでは顧客向けの会員サイトと顧客・営業管理システム(CRM・SFA)をSalesforceで運用しています。それまで利用していたデータ連携基盤システムがサービス終了することから、よりデータ連携を効率化できるETLツールを導入。ドラッグ&ドロップだけでデータ連携が可能になりデータ連携の数を削減、データのリアルタイム連携によりデータ分析や経営判断を迅速化することができました。
企業がはじめてETLツールを導入する場合には、自社にマッチした性能であることはもちろん、サポート体制にも着目して選ぶようにしましょう。こちらではSalesforceに対応したETLツールを紹介しています。
フルマネージドの
国産ETLツール3選
当サイト掲載のELTツールの内、国産かつフルマネージドであり、ETLを主な機能としている3つのツールをピックアップ。それぞれの特徴を紹介しています。また、各システムの導入に向いた企業規模なども記載しています。
直感的な操作、
徹底したサポート体制で、
誰でも使用できる
Reckoner
引用元:Reckoner公式HP(https://reckoner.io/)
料金 | 8万円(税込)/月~ |
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形式 | クラウド(SaaS) |
- プログラムの知識一切不要で、直感的な操作でデータ連携
- 100種以上のデータベースやSaaSアプリケーションと接続可能
- スケジューリング機能やワークフロー監視機能で、データ転送処理などを自動化・高速化させられる
プロのデータエンジニアが
実務に必要なレベルの
転送機能
trocco
引用元:trocco公式HP(https://trocco.io/lp/index.html)
料金 | 11万円(税込)/月~ |
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形式 | クラウド(PaaS) |
- データエンジニアリング領域をカバーし、分析基盤構築・運用をサポート
- プロのデータエンジニアが実務に必要なレベルの転送機能を搭載
- Ruby・Python・Java・JavaScriptなどの言語で処理を記述可能
国内外に
複数拠点を持つ大手企業の
導入実績が多数
Waha! Transformer
引用元:Waha! Transformer公式HP(https://waha-transformer.com/)
料金 | 495万円(税込)/年~ |
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形式 | クラウド(PaaS) |
- 国内においてトップシェアを誇るETLツールで、その導入数は8,000社以上
- 10億件におよぶ大量のデータ処理実績があり、国内外にも拠点をもつ大企業にもマッチする
- 日本語・中国語・英語でのデータ加工処理が可能
【選定条件】
2022年6月10日時点で、「ETLツール」とGoogle検索して表示された25ツールの中から、国産かつ公式HPにフルマネージドの記載があるものの中から、メイン機能がETLである3つのツールを選出。