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ETLツールのメリットとデメリット

近年多くの企業で導入が進んでいるETLツール。持っていれば、企業のビジネスをさらに前進させることに役立てられますが、その一方で、利用するうえで注意すべき点もいくつかあります。

そこでこのページでは、ETLツールの持つ代表的なメリット・デメリットをそれぞれ3つずつご紹介します。両方の特徴を知った上で、ETLツールを導入するかどうかを判断するようにしてください。

ETLツールのメリット

1.社内に点在するデータを統合・管理できる

ETLツールを導入すれば、社内に点在するさまざまなデータを高速で統合・管理できるようになります。部署・拠点ごとに管理されているようなデータでも、管理されているツールが異なっていても自動で収集でき、データ収集・管理作業工数の削減につなげることが可能です。

また、社内データを高速で統合できることは、現状のデータを把握することにも役立ちます。その時々に応じた行動選択ができるようになることで、データ収集・管理業務以外の業務効率も高めることができるでしょう。

2.データの品質を維持できる

ETLツールを利用すれば、データ収集・統合に関する作業を自動で行ってくれます。データソースや作成者ごとの表記ゆれについても自動で整えてくれるので、ヒューマンエラーを防ぎ、データの品質を保証できるようになります。

こうして作成した質の高いデータをDWHやBIツールと連携すれば、データ分析の精度向上にもつなげることが可能です。

3.人材確保・人件費の心配が少なくなる

ETLツールの多くは、直感的な操作でデータ統合・管理を自動化できるようになっており、プログラミングなどの専門知識を持っていなくても簡単に利用できます。加えて、データ統合・管理業務にかかる時間を削減できることから、ETLツールの導入は、専門知識を持った人材の確保や人件費に関する心配を和らげてくれるでしょう。

ETLツールのデメリット

1.導入・利用コストがかかる

ETLツールを導入するにあたっては、数十~数百万円単位の初期費用が必要になる場合があります。また、ツールによって費用は異なりますが、毎月いくらかのランニングコストが発生します。

この点に関しては、無料で利用できるETLツールも存在しているので、いくらかコストを抑えることはできるかもしれません。ただし、多くのツールでは機能が制限されているため、注意が必要です。

2.ツールによって使い勝手が
異なる

当たり前の話ではありますが、ETLツールは製品ごとに使い勝手が異なります。例えば、ドラッグ&ドロップでフローを作成できるGUIを採用しているツールもあれば、コード入力で行うフルスクラッチ開発のツールもあります。

そのため、ETLツールを利用する場合には、ツールを扱う社員の知識や経験に合わせた製品を選定することが重要です。

3.ETLツールを導入・マスターするための時間が必要

ETLツールは、選定~問い合わせ~導入までに若干の時間がかかります。また導入後も、豊富な機能を使いこなすために、各機能や使い方を学習する期間も必要となります。

そのため、ETLツールの導入を検討しているのであれば、ある程度余裕を持ったスケジュールを組むことをおすすめします。

ELTツールとEAIツールについて
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まとめ:プログラミング知識がない現場でこそ活躍するETLツール

ETLツールには注意が必要な点もありますが、社内に点在するデータの有効活用を現場レベルでも進められるようになるため、ぜひ検討してみてください。ただし、ツール選びを間違えると思ったような効果が得られないこともあるので、どの製品を導入するかはしっかりと熟考する必要があります。

この点に関してTOPページでは、さまざまなETLツールを比較し、用途別におすすめのETLツールをご紹介しています。ETLツール選びに悩んでいるのであれば、ぜひチェックしてみてください。

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troccoのHPキャプチャ

引用元:trocco公式HP(https://trocco.io/lp/index.html)

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  • プロのデータエンジニアが実務に必要なレベルの転送機能を搭載
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ETLツール
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ETLツール
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Waha! TransformerのHPキャプチャ

引用元:Waha! Transformer公式HP(https://waha-transformer.com/)

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形式 クラウド(PaaS)
  • 国内においてトップシェアを誇るETLツールで、その導入数は8,000社以上
  • 10億件におよぶ大量のデータ処理実績があり、国内外にも拠点をもつ大企業にもマッチする
  • 日本語・中国語・英語でのデータ加工処理が可能

ETLツール
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機能を公式HPで確認する

ETLツール
Waha! Transformerに
ついてより詳しく知る

【選定条件】
2022年6月10日時点で、「ETLツール」とGoogle検索して表示された25ツールの中から、国産かつ公式HPにフルマネージドの記載があるものの中から、メイン機能がETLである3つのツールを選出。