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各部署にある社内データを連携したい

各部署にバラバラにある社内データの問題点

インターネットやITの普及により様々な業種の企業でデータを活用した戦略的なマーケティングを行うところが増えてきていますが、年々データは膨大な量になっていき手動での作業は現実的ではなくなってきています

膨大で部署ごとに管理されているデータソース

企業の持っているデータはさまざまなデータベースやファイルなどに格納されています。

データ量が膨大であるだけでなく、部署ごと、支店ごと、拠点ごとに管理されているのでBIツールなどでデータを分析しようとしても、簡単に利用することができません。

作成者やシステムによって形式の異なるデータ

社内に散らばっているデータを集めて統合するだけでは十分なデータ活用ができません。それはデータの作成者やシステムなどデータソースによってデータ形式が異なっているからです。

たとえば単なる日付データだけでも、2022/8/1や2022年8月1日が混在していることもあり、活用するには修正が必要となります。

データ統合システム構築には知識と時間がかかる

社内に点在しているデータを統合するには統合を実行するシステムが必要ですが、システム構築には高いプログラミング知識が必要です。また統合するデータベースの種類が多くなるほど開発工数もかかります。

ETLツールの活用で問題点を改善

ETLツールでデータ統合

ETLツールは社内にバラバラに散らばっているデータを一箇所に統合することができます。

社内の複数場所にデータがバラバラに散乱している企業では、ETLツールを利用してデータ統合し、自社の事業の現状把握や利益や赤字などの確認をすることで事業経営に活かすことができます。

活用しやすいようにデータを整えられる

社内に散在しているデータの形式が異なっている場合、目視による手動か変換プログラムを作成して変換する必要があります。人手ではミスが生じるリスクが高く、プログラムの作成にはスキルのある技術者が必要であり工数もかかります。

ETLツールならデータ変換作業も一瞬でできるので、その後の分析などデータ活用もスムーズに行えます。

誰でも簡単にシステム構築できる

ETLツールにはデータ統合に必要な部品が提供されています。GUI による操作で部品を組み合わせて簡単にデータ統合システムを構築できます。

またフルスクラッチでプログラミングをする必要がないので、開発工数を大幅に削減することが可能です。

ETLツール導入により問題点を改善した事例

大容量テーブルのデータ統合処理が短時間で実行可能に

導入目的

三菱電機ビルテクノサービス株式会社では、もともと使っていたETLでは夜間バッチ処理時間内に基幹系システムの数億件のデータをDWHに統合できず、BIツールから基幹システムのデータベースを参照しなければならない状態で非常に検索時間がかかっていました。

導入後

実データでの検証を経て高速処理できるETLツールを新規に導入、これまでできなかった大容量テーブルのデータ統合が約4時間で処理できるようになりました。データをDWHに統合できたことで検索レスポンスと利便性が向上、全社的な情報活用の促進も期待しています。

参照元:株式会社アシスト公式サイト(https://www.ashisuto.co.jp/case/industry/service/meltec_dmexpress_2015.html

データ変換を行いながらスピーディなデータ移行を実現

導入目的

某電子機器製造・販売会社では業務改善のために新基盤システムの立ち上げと旧システム群と統合することになり、新基盤システム仕様に合わせた初期データの作成、旧システム群と連携してデータ変換を行いながらのデータ移行が必要となりました。

導入後

20以上の旧システムで使用しているデータベースはOracle、SQLServer、DB2、業務部門ではEXCELファイルなど様々なデータソースが混在し、業務停止できる時間もあまりとれないという中、ETLツールを活用することでスピーディな移行作業を実現することができました。

連携プログラムもグラフィカルベースで低コスト、短期間で開発することができ、現在は新たに発生した要件に対応する新規開発も行っています。

参照元:日本ソフトウエア株式会社公式サイト(https://www.nsk-japan.co.jp/topics/2022/06/28/1028/

ExcelへのETLツールの活用方法
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SQL ServerへのETLツールの活用方法
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どのようなETLツールを導入すべきか

企業がETLツールを導入する場合には、自社にマッチした性能であることはもちろん、サポート体制にも着目して選ぶ必要があります。こちらでは各部署にバラバラに存在している社内データを統合できるETLツールについて紹介しています。

おすすめのETLツール3選

Recommended
会社規模・使用者別に見る
フルマネージドの
国産ETLツール3選

当サイト掲載のELTツールの内、国産かつフルマネージドであり、ETLを主な機能としている3つのツールをピックアップ。それぞれの特徴を紹介しています。また、各システムの導入に向いた企業規模なども記載しています。

一般社員向け

直感的な操作、
徹底したサポート体制で、
誰でも使用できる

Reckoner

ReckonerのHPキャプチャ

引用元:Reckoner公式HP(https://reckoner.io/)

料金 8万円(税込)/月~
形式 クラウド(SaaS)
  • プログラムの知識一切不要で、直感的な操作でデータ連携
  • 100種以上のデータベースやSaaSアプリケーションと接続可能
  • スケジューリング機能やワークフロー監視機能で、データ転送処理などを自動化・高速化させられる

ETLツール
Reckonerの機能を
公式HPで確認する

ETLツール
Reckonerについて
より詳しく知る

エンジニア向け

プロのデータエンジニア
実務に必要なレベルの
転送機能

trocco

troccoのHPキャプチャ

引用元:trocco公式HP(https://trocco.io/lp/index.html)

料金 11万円(税込)/月~
形式 クラウド(PaaS)
  • データエンジニアリング領域をカバーし、分析基盤構築・運用をサポート
  • プロのデータエンジニアが実務に必要なレベルの転送機能を搭載
  • Ruby・Python・Java・JavaScriptなどの言語で処理を記述可能

ETLツール
troccoの機能を
公式HPで確認する

ETLツール
troccoについて
より詳しく知る

一般社員~エンジニア向け

国内外
複数拠点を持つ大手企業
導入実績が多数

Waha! Transformer

Waha! TransformerのHPキャプチャ

引用元:Waha! Transformer公式HP(https://waha-transformer.com/)

料金 495万円(税込)/年~
形式 クラウド(PaaS)
  • 国内においてトップシェアを誇るETLツールで、その導入数は8,000社以上
  • 10億件におよぶ大量のデータ処理実績があり、国内外にも拠点をもつ大企業にもマッチする
  • 日本語・中国語・英語でのデータ加工処理が可能

ETLツール
Waha! Transformerの
機能を公式HPで確認する

ETLツール
Waha! Transformerに
ついてより詳しく知る

【選定条件】
2022年6月10日時点で、「ETLツール」とGoogle検索して表示された25ツールの中から、国産かつ公式HPにフルマネージドの記載があるものの中から、メイン機能がETLである3つのツールを選出。