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クラウド型のETLツール

ETLツールには、自社に設置したサーバー内にデータを保管するオンプレミス型のほか、クラウド型のETLツールも存在します。 ここでは、クラウド型のETLツールが気になっている方のため、特徴やオンプレミス型ETLツールとの違いなどについて紹介します。

クラウド型のETLツールとは?

クラウド型のETLは、多くのメリットがあることからたくさんの会社に選択されています。代表的な特徴は以下のとおりです。

コストが抑えられる

クラウド型であれば自社でハードウェアを購入する必要がないため、その分の費用が浮きます。 クラウドサーバーを利用してETLツールを活用していく形です。できるだけ費用を抑えてETLツールを導入したいと考えている場合にも選択肢に挙がるでしょう。 ハードウェアの導入や運用に関する知識が必要ないため、人的リソース不足の場合でも選択しやすいです。

拡張性に優れている

クラウド型のETLツールは、拡張性に優れているのが特徴です。使用しているうちにストレージ容量やコンピューティング能力が不足していると感じてしまうことがありますが、そういった場合は契約を更新するだけで拡張ができます

短期間での導入が目指せる

自社にサーバーを構築する必要がないため、短期間での導入が目指せます。できるだけ早くETLツールを導入したいと考えているような場合には、クラウド型が向いているでしょう。

オンプレミス型ETLとの違い

さまざまな面で優れているクラウド型ではありますが、オンプレミス型とどちらにすべきか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。クラウド型とオンプレミス型では、コストや拡張性、導入に必要な期間の他にも以下のような違いがあります。

処理速度の違い

クラウド型と比較すると、オンプレミス型の方が処理速度が遅くなってしまうことが多いです。例えば、オンプレミス型ではエラーが発生した場合にリカバリー処理しなければなりませんが、クラウド型ではそういった心配がありません。 また、ETLサーバーの処理性能が低いとデータ処理速度も落ちてしまいますが、クラウド型であれば処理量が増えても対応できます。

セキュリティ面での違い

自社のサーバーにデータを保管するオンプレミス型は、セキュリティ機能が優れています。ただ、自社でセキュリティ対策に力を入れなければなりません。

一方、クラウド型であれば初めからセキュリティ機能が整っているため、自社で特別な対策を取らなくても一定のセキュリティ機能が確保されているのが違いです。これまでオンプレミス型のETLツールを使っていた企業の中には、データの安全性を高めるためにクラウド型に移行しているケースもあります。

まとめ:クラウド型を選択するメリットは多い

クラウド型のETLツールには、コストが抑えられることや拡張性に優れていること、短期間での導入が目指せるといった多くのメリットがあります。

現在オンプレミス型のETLツールを使っているものの、処理速度などに悩んでいるようなケースでもクラウド型のETLツールをチェックしてみてはいかがでしょうか。 必ずしもクラウド型が適しているとは限らないため、慎重に判断が必要です。

当サイトでは、他にも多くのETLツールを比較しています。トップページでは用途別にピックアップしているので、ぜひ気になるものを探してみてください。

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