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広告配信データフォーマットを統一したい

広告配信データにおける問題点

ITの急速な普及によって、複数のプラットフォームを利用した広告・マーケティングをすることが当たりまえになってきています。

マーケティングによって収集されたデータをまとめて分析することが企業の施策に必要不可欠になっている今、収集されたデータを十分有効に活用できないという問題も起きています。

プラットフォームからのデータ収集に手間とコストがかかる

次々と増え続けるプラットフォームからのデータ収集作業は手間やコストがかかります。収集作業を手動で行っている場合はコストも増え続ける一方という問題があります。

データ収集システム構築にはスキルと工数が必要

広告・マーケティングで利用されているほとんどのプラットフォームはAPIが用意されているので、データを収集して加工するためのシステムを自前で構築し自動化することは可能です。

しかしSNS広告、リスティング広告、アクセス解析などのデータを収集して一元化し、配信・分析できるようなフォーマットに加工するようなシステムをフルスクラッチで開発するには開発環境や高スキルのエンジニアが必要であり、またシステムを本稼働させるためには相当な開発時間もかかります。

保管できるデータ量や保持期間が有限

それぞれのプラットフォームでは保管できるデータ量や保持期間が決まっています。

またシステムアップデートやプラットフォーム自体の廃止などで削除されてしまうこともあり、せっかく蓄積されたデータを広告などに活用したくても出来ない状態になってしまうこともあります。

ETLツールの活用で問題点を改善

データを自動収集できるので作業コストが削減できる

ETLツールなら設定されたスケジュールに合わせて自動でデータを収集できるので、大幅に作業コストの削減が可能となります。

プラットフォームを管理するアプリにログインして操作したり、データをダウンロードしたりする時間も不要になるので作業時間も短縮できます。

システム開発経験のない新人でも簡単に開発できる

ETLツールを導入すればGUIを利用して部品を組み立てるように、誰でも簡単にシステム構築ができます。

プログラミングスキルやシステム開発経験のない新人でもデータを収集・加工して一元化し、ターゲットとするユーザーに配信するようなシステムをつくることができるので、経験豊富なエンジニアは他の仕事に集中することができます。

長期にわたってデータを保管できる

広告・マーケティングによって収集されたデータは本来であれば自社に保管し活用できる状態にしておくべきですが、膨大になりすぎたデータを自社で管理するのは、もはや現代では不可能な話です。

ETLツールなら有効に活用できるデータを抽出、統合、加工しデータウェアハウスに保管することができます。蓄積された広告・マーケティングデータは、いつでも簡単に配信でき、分析や他のシステムで利用することができます。

ETLツール導入により問題点を改善した事例

広告配信データ収集・整形作業を自動化しデータ分析を効率化

導入目的

インターネット広告やメディアやアプリの開発・運営事業を行う株式会社アドウェイズでは、担当者が担当案件の広告配信データを手作業で収集していたため手間と時間がかかっていました。

また広告媒体追加や取得データのフォーマット変更にも対応しなくてはなりませんでした。

導入後

ETLツールによってノーコードで簡単に処理システムを作成。広告配信データを再利用しやすいフォーマットに整形してAmazon S3で共有できるように。手作業で行っていたデータ収集作業を自動化することで作業負荷を軽減し、約50種類の広告配信データを集約・一元化してデータ分析作業も効率化できました。

参照元:アステリア株式会社公式サイト(https://www.asteria.com/jp/warp/case/w_adways/

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どのようなETLツールを導入すべきか

企業がETLツールを導入する場合には、自社にあった性能であるというだけでなく、しっかりとしたサポート体制があることも着目して選ぶようにしましょう。こちらでは広告配信データフォーマットを統一して活用しやすいように整形するETLツールを紹介しています。

おすすめのETLツール3選

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当サイト掲載のELTツールの内、国産かつフルマネージドであり、ETLを主な機能としている3つのツールをピックアップ。それぞれの特徴を紹介しています。また、各システムの導入に向いた企業規模なども記載しています。

一般社員向け

直感的な操作、
徹底したサポート体制で、
誰でも使用できる

Reckoner

ReckonerのHPキャプチャ

引用元:Reckoner公式HP(https://reckoner.io/)

料金 8万円(税込)/月~
形式 クラウド(SaaS)
  • プログラムの知識一切不要で、直感的な操作でデータ連携
  • 100種以上のデータベースやSaaSアプリケーションと接続可能
  • スケジューリング機能やワークフロー監視機能で、データ転送処理などを自動化・高速化させられる

ETLツール
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Reckonerについて
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エンジニア向け

プロのデータエンジニア
実務に必要なレベルの
転送機能

trocco

troccoのHPキャプチャ

引用元:trocco公式HP(https://trocco.io/lp/index.html)

料金 11万円(税込)/月~
形式 クラウド(PaaS)
  • データエンジニアリング領域をカバーし、分析基盤構築・運用をサポート
  • プロのデータエンジニアが実務に必要なレベルの転送機能を搭載
  • Ruby・Python・Java・JavaScriptなどの言語で処理を記述可能

ETLツール
troccoの機能を
公式HPで確認する

ETLツール
troccoについて
より詳しく知る

一般社員~エンジニア向け

国内外
複数拠点を持つ大手企業
導入実績が多数

Waha! Transformer

Waha! TransformerのHPキャプチャ

引用元:Waha! Transformer公式HP(https://waha-transformer.com/)

料金 495万円(税込)/年~
形式 クラウド(PaaS)
  • 国内においてトップシェアを誇るETLツールで、その導入数は8,000社以上
  • 10億件におよぶ大量のデータ処理実績があり、国内外にも拠点をもつ大企業にもマッチする
  • 日本語・中国語・英語でのデータ加工処理が可能

ETLツール
Waha! Transformerの
機能を公式HPで確認する

ETLツール
Waha! Transformerに
ついてより詳しく知る

【選定条件】
2022年6月10日時点で、「ETLツール」とGoogle検索して表示された25ツールの中から、国産かつ公式HPにフルマネージドの記載があるものの中から、メイン機能がETLである3つのツールを選出。