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CSV

CSVのファイル形式に
ついて

CSV(Comma Separated Values)は「住所、名前、電話番号、生年月日」のように項目の間をカンマ「,」で区切ったデータのことで、こうしたデータをまとめたものをCSVファイルといいます。

CSVファイルはデータベースへのインポート・エクスポート、基幹システムへのアップロード・ダウンロード、BIツールやMAツールなどアプリとの連携、大きすぎるファイルの容量を小さくする、ビックデータ分析用データセット(アノテーションデータ)などに利用されます。

CSVを企業で利用する場合の問題点

分析用のデータ抽出ができない

企業に蓄積されている様々なデータは企業戦略や経営のための分析に活用できる有効な資産です。しかし分析に必要となるデータを抽出したい時、利用する管理システムがCSVファイル形式だけにしか対応していないということがあります。

そうした場合、データを抽出するために自前でアプリケーションをプログラミングしたり、アダプターとなるアプリケーションを組み込んだりする必要があります。専門的な知識が必要となるだけでなく、対応できるヒューマンリソースが無い場合にはデータの抽出ができないという事態になってしまいます。

人手でのデータ加工で高まるミス発生リスク

分析用のデータは、取得するCSVファイルのデータごとに加工が必要となります。分析するためにデータを加工して専用テーブルに挿入する、出力ファイル名をシーケンス番号にして作業時の日付にするなど、人間が手作業で行っていてはミスが発生するリスクが高くなります。

ETLツールの活用で問題点を解決!

様々な形式のデータ抽出ができる

ETLツールを導入することでCSVだけでなく様々な形式のデータの抽出ができるようになります。また、処理はGUIで簡単に組み込むことができるのでプログラミング知識や経験がなくても問題ありません。データを抽出、加工した後で分析したいシステムが固定のファイルシステムにしか対応していない場合でもシステムに合わせたファイル形式でデータを取得することができます。

データ加工が簡単にできる

ETLツールを利用することで、CSVファイルのデータを分析にあった形に加工して専用テーブルに挿入したり、実行時の日付情報やシーケンス番号を出力ファイル名に自動付与したりできます。そのため作業効率がアップするだけでなく、ヒューマンエラーも削減できます。

ETLツール導入でCSVを使う業務が改善した事例

ETLツールを利用したWeb発注システムで社内コストを削減

汎用エンジン総合メーカーの富士重工業産業機器カンパニーではETLツールを導入したWeb発注システムを構築。基幹系のSAPシステムとの連携にETLツールを利用し、CSVファイルの発注データファイルを分割、クレンジング、加工して、詳細発注データや期間内一括発注データのCSVファイルを作成する仕組みによって、社内コストを削減しただけでなく、取引先のコスト低減も実現しました。

参照元:セゾン情報システムズ(PDF)(https://www.hulft.com/application/files/7014/7801/3822/c14_fhi.pdf)

人手による会計作業を効率化

クチコミ情報や化粧品ブランドの先進の情報を掲載するサイト「@cosme(アットコスメ)」を企画・運営する株式会社アイスタイルではCSVファイルなどで作成されたサイト広告管理データを会計パッケージに取り込むためにETLツールを導入。ETLツールでデータの読み込みと変換を行い、連携した会計システムに出力することで会計へのデータ取り込み作業が効率化され、人手による会計作業を大幅に削減することができました。

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どのようなETLツールを導入すべきか

企業がETLツールを初めて導入する場合には、自社にあった性能であるというだけでなく、しっかりとしたサポート体制があることも重要です。導入する際には、このことに着目して選ぶようにしましょう。こちらではCSVファイルに対応したETLツールを紹介しています。

おすすめのETLツール3選

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会社規模・使用者別に見る
フルマネージドの
国産ETLツール3選

当サイト掲載のELTツールの内、国産かつフルマネージドであり、ETLを主な機能としている3つのツールをピックアップ。それぞれの特徴を紹介しています。また、各システムの導入に向いた企業規模なども記載しています。

一般社員向け

直感的な操作、
徹底したサポート体制で、
誰でも使用できる

Reckoner

ReckonerのHPキャプチャ

引用元:Reckoner公式HP(https://reckoner.io/)

料金 8万円(税込)/月~
形式 クラウド(SaaS)
  • プログラムの知識一切不要で、直感的な操作でデータ連携
  • 100種以上のデータベースやSaaSアプリケーションと接続可能
  • スケジューリング機能やワークフロー監視機能で、データ転送処理などを自動化・高速化させられる

ETLツール
Reckonerの機能を
公式HPで確認する

ETLツール
Reckonerについて
より詳しく知る

エンジニア向け

プロのデータエンジニア
実務に必要なレベルの
転送機能

trocco

troccoのHPキャプチャ

引用元:trocco公式HP(https://trocco.io/lp/index.html)

料金 11万円(税込)/月~
形式 クラウド(PaaS)
  • データエンジニアリング領域をカバーし、分析基盤構築・運用をサポート
  • プロのデータエンジニアが実務に必要なレベルの転送機能を搭載
  • Ruby・Python・Java・JavaScriptなどの言語で処理を記述可能

ETLツール
troccoの機能を
公式HPで確認する

ETLツール
troccoについて
より詳しく知る

一般社員~エンジニア向け

国内外
複数拠点を持つ大手企業
導入実績が多数

Waha! Transformer

Waha! TransformerのHPキャプチャ

引用元:Waha! Transformer公式HP(https://waha-transformer.com/)

料金 495万円(税込)/年~
形式 クラウド(PaaS)
  • 国内においてトップシェアを誇るETLツールで、その導入数は8,000社以上
  • 10億件におよぶ大量のデータ処理実績があり、国内外にも拠点をもつ大企業にもマッチする
  • 日本語・中国語・英語でのデータ加工処理が可能

ETLツール
Waha! Transformerの
機能を公式HPで確認する

ETLツール
Waha! Transformerに
ついてより詳しく知る

【選定条件】
2022年6月10日時点で、「ETLツール」とGoogle検索して表示された25ツールの中から、国産かつ公式HPにフルマネージドの記載があるものの中から、メイン機能がETLである3つのツールを選出。